そこは国道沿いから一本奥に入った閑静な住宅街に建っていました。
古民家ののれんをくぐるとその先に縁側が見え異次元の入り口へとたどり着きます。
ここはマロンケーキが人気の古民家カフェでした。
ティータイムの時間と重なり席は既に埋まっていました。
この店で驚いたのは「水」でした。
ふだん座ると何気に水が出されます。
ここは出されたガラスコップを手にすると、あたたかい水でした。
人肌よりも少し温(ぬる)めの水を提供している店でした。
あとからあたたかい水を提供している話を聞くと、寒い時期にお越しいただいたお客様に少しでもあたたまってほしいとの心づかい。
もう一つは、食事と飲み物の間の口直しとして、注文していただいた味を大切に味わっていただきたいとの話でした。
おもてなしスピリットが素晴らしい店でした。
人のぬくもりを感じた一時(ひととき)でした。
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