パソコンやスマホでインターネットを閲覧していると、画面やアドレス欄に下記左画像のような「Webサイトは安全ではありません」もしくは「〇〇への接続は安全ではありません」と表示されることがある。今回は「安全ではありません」と表示される理由と、その際に気をつけるべきポイントを説明します。
答えから言ってしまうと、「安全ではありません」と表示されるのは、URLが「http://」から始まるwebサイトである。そもそもURLには、「http://」から始まるものと「https://」から始まるものがあります。現在の主流は、「https://」です。
「https://」のサイトはSSLやTLSなどのデータ暗号化技術で保護されており、通信内容を外部から読み取ることはできない。「https://」のサイトでは、画像や文章をパソコンやスマホに読み込んだり、逆に住所やパスワードなどの個人情報を送信する際、第三者にやりとりが覗き見されないよう暗号化によって安全にガードされているということです。
googleやsafariでは、この「https://」で保護されたサイトのアドレスは、先頭に南京錠のアイコンで表示されます。(このサイトも南京錠が付いていますからご安心ください)名前や住所、クレジットカード情報、IDやパスワードなどの個人情報を入力するときは、必ずこのマークがあるかを必ず確認してください。
とはいえ、「安全ではありません」と表示されるサイトが必ずしも「激ヤバ状態」というわけではありません。パソコンやスマホにいくつものウイルス対策が施されていることを踏まえれば、サイトを閲覧するだけなら、それほどビクビクする必要はないかもしれません。
ただし、同じ警告でも下記右画像のように「赤字」で「このサイトは安全ではありません」と表示された場合は特に注意が必要です。通常の文字色はグレーだが、個人情報入力が必要な場合でも暗号化されていないサイトは、警告が赤文字で表示されます。 パスワードの入力フォームが設置されているページなどでこれが表示されていたら、個人情報などを書き込まないようにしよう。
*********まとめ*********
暗号化されていないサイトを教えてくれる「安全ではありません」の警告だが、そのサイトそのものがフィッシングサイトであったり、詐欺サイトであるということではありません。セキュリティ対策がされているパソコンやスマホで閲覧しているだけなら大きな危険はないので、「安全ではありません」の警告はあくまで注意喚起として捉えておくと良いと思います。ただし、南京錠が無い場合は、個人情報の入力は止めておいた方が無難です。kh