本格的な夏になりましたが、夏バテにも効くといわれている梅干しの話です。
梅干しを漬けて20年の自分が美味しい梅干しの漬け方をご紹介します。
ただし、今回どうしても言いたいポイントは漬け方というよりは漬ける前の「梅の追熟」の方法です。
なので漬け方はネットや料理本等で確認してください。
梅は毎年5月頃から出回りますが、この時期の梅は主に梅酒用でまだ青い梅です。
梅干し用は6月上旬頃から店頭やECサイトに出てくる、一部が黄色または赤くなった梅です。
梅は熟すと、青→黄→赤と変化し、どんどん柔らかくなって行きますので、梅干しを柔らかく漬けるには、
出来るだけ熟した(赤くなった)梅を使うのが柔らかく漬けるポイントです。
買った直後の梅はまだ熟し切っていないので、すぐに漬けずにしばらく放置して追熟(熟するまで待つ)する
必要があります。
難しいのは、購入した梅の1個1個の熟している具合をそろえることで、早く熟した梅に合わせると青い梅が
柔らかく漬からないし、全部の梅が熟するまで待つと早く熟した梅が腐ってしまいます。
そこで、自分が編み出した追熟の方法です。
1.梅を買ったら、表面を乾燥させるためすぐに新聞紙に広げる。
2.1~2日毎に様子を見て、赤くなった梅だけ取り出して冷蔵庫の野菜室へ。
冷蔵庫では常温に比べてゆっくり追熟します。
3.赤くなった順に冷蔵庫へ移動する。
これで追熟の状態がある程度そろいますので、あとは普通に漬けるだけです。
梅のシーズンが終わったところでの紹介となってしまい、申し訳ありません。
来年の6月には是非チャレンジしてみてください。 Y