先日テレビ番組で恐ろしい事実を知りました。
それは、雪山遭難者が裸の状態で発見されたケースが何件かあるということ。
これは「矛盾脱衣」という、寒い環境下で自ら脱衣してしまう異常行動が原因で、
日本だけでも過去37件報告されているようです。
人間は恒温動物なので、寒い環境の中にいるとそれ以上の体温低下を阻止しようと
体内から温めようとする力が強まります。
この時に体感温度で温度差が生じると、寒い場所にいるにも関わらず、
身体が燃えるように暑いと勘違いをしてしまい、服を脱いでしまうようです。
また、この「矛盾脱衣」は、まだ自分で脱衣できるだけの体力が残っている、
低体温症の初〜中段階で起こるそうです。
私は、たとえ死んでしまっていても裸で発見されるのは恥ずかしいので、
細心の注意を払いながら、冬の山も楽しみたいと思います。
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